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エリナのその後
 AAA本部にエリナが姿を現したのは、ギザムの件から三日後だった。
「ちょっとエリナさんっ! 待ってください」
 いつにも増してクールな表情でスタスタと歩いていくエリナを、まどかが慌てて追い掛ける。
「退魔師をやめちゃうって、本当なんですか!?」
 なんとか追いついて声を掛けると、エリナは「そうよ」と短く返した。
「そんな、エリナさんのお母様のことはどうなるんですか。ずっと探していたのに……」
「お母様と黄は無関係だった。それが私の調査の結論よ。それにいつまでも過去にこだわっても仕方ないでしょ。私には私の人生があるんだから」
「エリナさん……」
 冷たい声は氷の壁のようにまどかの想いを跳ね返す。元々ツンツンしたところはあったけれど、今日はまた一段と冷徹に響いた。
「これからお父様に報告してくるわ。さようなら」
 エリナはサッと黒髪を翻し、まどかに背を向けた。

「あの人形が事件と無関係だと言われても、簡単には信じられないな」
 エリナの報告書を机の上に放り投げ、真二郎は憮然と腕を組んだ。
「だからあれはたまたまお母様をモデルにしたというだけで……よくできてはいるけれど、やっぱりタダの人形。ヴァンボーラと呼ばれるダッチワイフだったのよ。岩黒博士もそう証言しているわ」
「モデルだって? あれが作り物だって言うのかっ!」
 ビデオに映っていた生々しい情交が真二郎の頭に浮かぶ。艶めく妖しい肌を持つ仮面の娼婦。数年間会っていなくても、見間違えるハズがなかった。
「せっかくの手がかりが無駄になったのは残念だけど……」
 エリナは思案する風に口元に指を添える。そして何かを思いついた様子でポンと手を叩いた。
「そうだわ、お父様も実物を見ればきっと納得いくと思う。私が手配しましょうか」
「……そんなことができるのか」
「私には私のパイプがあるのよ。それじゃあ今度の日曜の夜、空けておいてね」
「あ、ああ……」
 テキパキと話を進める娘のペースに巻き込まれ、父は頷くしかなかった。



繋ぎのシーン
なんか急に書きたくなったので・・・書いちゃった