筑摩十幸な
Hテキスト屋の日記です
プロフィール

じゅうこう

Author:じゅうこう
ぷにぷにしてます



フリーエリア



最近の記事



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブログ内検索



RSSフィード



リンク

このブログをリンクに追加する



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



その後
ん~~~やっぱ下から上へってのは、変な感じだ
つかアダルトはまずいのか?
まあでも、Hシーンまで書くとは決まっていない・・・



「あ……ああ…………っ」
 指揮車両から飛び出したまどかが見た物は、うずたかく積もった灰色の瓦礫の山だった。その頂上に起立する、モデルのようにスタイル抜群の少女の姿を見た途端、まどかの頭髪が怒りで逆立ち、童顔がカアッと朱に染まった。
「な……な、な……なんてことしてくれるんですか、エリナさんっ!」
 手にした拡声器で怒鳴りつけると、ハウリングがキュウウゥゥゥンと辺りに響く。
 そんな喧噪などどこ吹く風と、黒髪の少女は面倒くさそうな視線を投げ降ろしてくる。
「うるさいわね。あんたたちがモタモタしてるから、この岬エリナ様が手伝ってあげたんじゃない」
 抗議を平然と受け流し、足元まで伸びた黒髪ロングを夜風にサラリとたなびかせる。
 満天の星の光を吸い込んで深い藍色に煌めく髪は、モデルとしての彼女の象徴とも言える存在であり、また退魔師としても強大な霊力の源であった。
 だがある事件を境にその力は失われ、今は母の毛髪で作った『筆』を代用の武器としている。以前の力には及ばないものの、彼女の技量を持ってすれば、大抵の事には対処できていた。
「おおおっ。エリナ様だ!」
 憮然とするまどかの横で隊員たちは歓声を上げている。美貌と実力を併せ持つエリナの人気は絶大なのだ。モデルを兼業する彼女らしく、赤のジャケットに黒のタイトミニスカート、足元は赤のハイヒールという、とても退魔師とは思えないいでたちだが、それもまた人気の理由だ。
「うう、いいですかエリナさん。世の中には法律というものがありまして……だいたい、使われてないからといって、ビルを一棟壊すなんてムチャクチャですよッ」
「フン、関係ないって言ってるで……むっ!?」
 そのときエリナの背後で瓦礫の山が持ち上がり、噴火寸前の火山のような地響きが続いた。
 ズドオオォォォォンッ!!!!
 ついに瓦礫の山が爆ぜ、無数の土砂が突風のようにまどかたちに吹き付ける。
「うわっっ!」
「きゃあっ!」
 鳩尾に直撃を喰らってまどかはよろめいた。防弾仕様ではあっても衝撃は吸収しきれない。嘔吐感と混ざり合った鈍痛で、思わず膝を着く。他の隊員も少なからずダメージを受けたようで、何人かは失神しているようだった。
「グォオオオ――――――――ッ!」
 雄叫びと共に、爆発の中心から身の丈3メートルはあろうかという熊のような獣人が姿を現す。
「うあっ! ギザムッ!」
「い、生きていたのかっ!」
 血まみれの獣人に向けてAAA部隊の退魔ライフルが一斉に狙いを定めた。だが態勢が崩れた状態では、反応が遅れている。超能力をもつハバキに対して、その遅れは命取りだ。
「くそったれの人間共がぁっ! ふざけやがってぇっ!」